冷めないウチに書いておく。
周りをグルリと見渡せば、居るわ居るわ!『昔取った杵柄』な面々。
あっという間にメンバーが揃い・・・
彼の走りは、とてつもなくホット!
持病の腰痛を押しての出場。
隣のピットの人妻とその娘をたぶらかし、カメラマン(だまちゃん)に「撮れ!」と命じた一枚。
デビュー戦でいきなりの5位。
その後、3位、6位、5位と、年間4戦の全てを一桁順位で終え、シリーズランキング4位というご褒美もいただいた。
とんとん拍子である。
全員が二輪ブランク10年以上。
乗ってたとしても、せいぜい近所のタバコ屋へ行く原付スクーター程度。
俺に至っては四半世紀の間、スーパーカブぐらいにしか触れてない。
そんな中で残した昨年の成績は、おさーん達のハートを熱くするに余りある結果。
うなぎ上りにテンションが上がる中、迎えた今期第一戦。
四人体制で始まった我がチームだが、一番の若手だった一人が諸々の事情で欠場となり、三人でのスタートである。
まずは当チームのエース「うつつん」
100ccというストック排気量ながら、格上のマシン群をズッコンバッコンと抜き去る実力を持つ。
今回のエントリー全体(100人あまり)で見ても、最高ラップタイムは三本の指に入る速さだ。
そのうえスタミナもハンパ無い。
6時間のレースで今回3時間半を走り切った、ちょ~タフガイ!
これまでの好成績すべてが「この男の功績」と言っても過言ではない。
次鋒は「すーさん」
数日前にも「グキっ!」とやっちまったらしく、この日もバンテリンをヌリヌリしながらの激走。
そのため一回に走れる時間が限られ、今回はトータル小一時間ほど。
往年の飛び抜けた速さこそ影を潜めたが、そのライディングは見ての通り。
常に安定した走りで、転倒率は限りなくゼロに近い。
マシンも身体も壊さないというのは、長丁場である耐久レースにおいては重要なファクターだ。
ひとコケすればエースが稼いだアドバンテージなんぞ、「あっ」という間にパァ~となる。
そして!
今レースのトリを飾るのは天才ライダー兼監督である、私しかいないでしょう。
まずは!
さらに、母親の目を盗んでJKの娘だけをにコッソリ呼び出し・・・
そして!
と、このように俺が場外で死闘を繰り広げてる間に・・・
三位になってたんだってぇ~・・・
へぇ~・・・すごいねぇ~・・・
そして・・・
痛みに耐えつつ走り抜いたすーさんと、ほぼ一人っきりで戦い抜いたうつつんを差し置いての・・・
あぁ~楽しかった。